課題本は「八月の日曜日」
著:パトリック・モディアノ
訳:堀江敏幸
世界文学のひとつの指標であり、毎年村上春樹さんが授賞するのではと話題に上るノーベル文学賞。パトリック・モディアノは現在最新のノーベル文学賞作家です。
ノーベル文学賞を授賞したことで日本にもその名が知れ渡りましたが、本国フランスでは以前から〝モディアノ中毒〟という言葉が流行するほど人気の高い作家でした。
モディアノはこれまで少なくない作品を生み出していますが、今回はその中からこの『八月の日曜日』を取り上げてみました。
読後つよく印象に残るのに、どこか浮き世離れしてフワフワとした妖しげで魅力的な登場人物たちが織り成す会話や物語をあじわうことは、小説を読むというよりも絵画を眺める感覚に近いかもしれません。
一見つかみ所がないように思えるものの、いつの間にか自分もその世界にどっぷりと浸かってしまうモディアノの味を体験できる一冊だと思います。
読み終えればあなたも〝モディアノ中毒〟になっているかも知れません。
「八月の日曜日」著者:モディアノ,パトリック |
モディアノ,パトリック |
ナチス・ドイツ占領下のパリで出会ったユダヤ系イタリア人の父と、ベルギー人で女優の母ルイザ・コルパンの間に生まれた。幼少時から親元を遠ざかって寄宿舎付きの学校に通い、ソルボンヌ大学を中退後、創作に専念する。1970年に結婚。歌手のマリー・モディアノは次女。
2014年ノーベル文学賞受賞。フランスで最も権威のある文学賞であるゴンクール賞の受賞作家としては初のノーベル文学賞受賞者となった。
ウィキペディアより
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第77回 赤レンガ読書会 in 谷中満天ドーナツ
課題本:「八月の日曜日」
著:パトリック モディアノ
開催日:2015年03月28日(土) 時間:14:30~17:00会場:谷中満天ドーナツ2Fカフェ
会場アクセス:
東京メトロ千代田線/千駄木駅から徒歩約5分
JR山手線・京浜東北線・常磐線/日暮里駅から徒歩約7分
会場の地図はコチラ→地図
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